すべての日本国民に愛されている「ひふみん」こと加藤一二三先生(私は先生と読んでいます)は、敬虔なクリスチャンとしてもよく知られています。一二三先生は、その著書「だから私は、神を信じる」の中で「神様に『勝たせてください』とは祈らない。『良い将棋が指せますように』と祈る」と書いています。またキリスト教については、あるインタビューの中で、「もともとキリスト教というのは、僕が思っているのは、人間というものはもともとが欠点もあり弱さもある人間だから、神の御前にその赦しを乞うて、それで神様から赦されて、元気一杯これからの人生を前向きに歩んでいこうというのが、キリスト教だと私は捉えています」と語っています。
加藤一二三先生の強さ、その愛される人間性は、このキリスト教の信仰にその答えがあるのだと思います。そんな一二三先生の愛する将棋を教会で楽しく指せれば幸いです。